東アジア民話データベース

馬場マスノさんの語り

新潟県北魚沼郡守門村の馬場マスノさんの語りです。
馬場マスノさんは、明治38(1905)年10月21日、現在の 新潟県北魚沼郡守門村に7人兄弟の4番目の次女として生ま れました。
マスノさんの語る昔話は、母親からの伝承のほか、父親の 実家である本家に子守り奉公に行った際、祖父からも聞き、 さらに年のへだたった従兄弟からたくさんの話を聞いていま す。従兄弟の長太郎さんにはマスノさんと同じ年頃の子ども がいて、一緒に話を聞きました。その際、マスノさんは「そ れから、それから」と食い入るように聞き、長太郎さんを驚 かせたようです。
マスノさんは、大正14年21歳のとき、守門村内の福山新田 の馬場勇一郎氏に嫁ぎました。そして、9人の子どもに恵まれ ましたが、この子育て中、近所に住む角蔵という新しい語り 手と出会い、家族からの伝承とはちがう笑い話や艶笑譚を仕 入れることになりました。
馬場マスノさんの昔話は「越後・守門村 馬場マスノ昔話 集」(民話と文学の会・新潟県守門村発行1991年)にまとめられています。
馬場マスノさんやその語りについても本書に詳しく書かれています
テープ提供は、民話と文学の会の大島広志氏です。

語りは、mp3 の形式で録音されています。
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▲ 馬場マスノさん
▲ 馬場マスノ昔話集
▲ 守礼村案内図