長正与享さんが語る戦山の石穴のお話です

梗概

(石穴)あるよナ、あのあだりに石楠花咲いてだっけ。 (戦山から)ちょっとくだったとどに、大ぎ石あんだ。 ほの石に割れ目あってナ。そうとう深いらしぐ、 一銭で紅白まんじゅうふたつ買えだがら、二個買わっちゃのに、その穴さ入れっちぇ、 音すんの試したんだナ。 銅貨入れっと、しばらくかがんだ。下だ落ぢた音すんのがナ。 むかし二銭銅貨って 大ぎいのがあったんだ。それ入れだりしたもんだ。 みんなして耳すまして聞いでっと、(音がする)。 今掘ってみだら、なんぼかあっぺナ。 遠足なんてゆうど「一里飴」なんで、黒いあめ玉(買った)。 固くて、舐でっと、一 里行ってもまだ口ん中にあんだ。

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